ライフル銃とクマ撃退スプレー
ドローンの測量・撮影業務でも、クマのテリトリーに近づかないことが一番ですが、どうしてもクマと遭遇する時があります。
クマ撃退スプレーは、トウガラシの辛み成分である「カプサイシン」を濃縮した液体が噴出され、クマを追い払うことができます。
しかし射程は 4 – 5mなので、離れたところにいるクマに用いても意味はありません。
本当に襲われそうな時だけ、最終手段として用いるものです。
至近距離で発射し、クマの目や鼻に確実に吹きかけなければなりません。
北米の調査結果によると、クマの攻撃的な行動を90%以上の確率で停止させることができるとされています。
撮影はRTKの受信障害などでどんどん時間が押してクマが出やすい時間帯に近づくこともあります。
クマ撃退スプレーをうまく使えたとしても10%の確率で停止できないことになります。。
あまりにも危険な現場では、測量・撮影時に、ハンターさんが1名同行するときがあります。
しかし現場では、対空標識の設置と機材セッティングで二手に分かれることもあるので、ハンターさんはどちらか一方に付き、もう片方はクマ撃退スプレーのみを握りしめ、しのぐことになります。